【育児・コーチング】「最高のコーチは、教えない。」吉井理人さんの著書を読んで

そうかそうか、コーチング。
部下を持つビジネスマンにだけじゃない、
育児の中こそ、コーチング。
そうだったのか、そうだったのか。
と、心底納得しまして。
そして「子供 コーチング」などと調べると、
出てくるわ、出てくるわ。
そうか、そうだよね~。「今さら何を?」ですね、きっと。
でも、このタイミングで私の中で深く腑に落ちた「パパママにこそコーチング」。
世の中、子ども向けのコーチングクラスもあれば、
子どもと接する機会の多い大人向けのコーチングクラスも多いこと。
そして、普段から仕事の御供につかっているaudible(amazonが提供する音声書籍のサブスク)を開いてみました。
「デール・カーネギーの人を動かす方法」
「新 コーチングが人を活かす」
「コーチング・バイブル」…などと、出てきますが。
そこで目を引いたのは、「最高のコーチは、教えない。」というタイトルの本。
「人を動かす」では主体がこっちっぽくていやだし(デール・カーネギーはこの手の権威だそうですが…)
「バイブル」っていうのも、何か身近ではない。
「教えない」これがいい。
すると、表紙には、かつて日本球界やメジャーリーガーとしても活躍した、
吉井理人さんの写真がドーンと。
この吉井理人さん。
今ちょうど、興味のある人物でした。
前代未聞の二刀流ベースボールプレイヤー大谷翔平選手の成功の軌跡や、
20歳にして完全試合を達成した佐々木朗希選手のニュースにも、
共通して、吉井コーチの名前が出てきていたのです。
元々選手であったことは知っていますが、
こんなにすごい選手たち(ダルビッシュ有も)をこんなに活躍させるって、
コーチとしてもすごいんだな~って興味をちょうど持っていました。
まさにメンタルがものをいう厳しい世界での、スポーツ選手へのコーチングメソッド。
しかも、大谷翔平選手や佐々木朗希選手という一流(しかも若い)選手たちのポテンシャルを引き出して、きっちり結果を出しているコーチ。
「これだ!」とすぐ聴き始めました。
吉井理人(よしいまさと)
千葉ロッテマリーンズ 投手コーチ。元・北海道日本ハムファイターズ投手コーチ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学博士前期課程修了。1965年生まれ。和歌山県立箕島高等学校卒業。84年、近鉄バファローズに入団し、翌85年に一軍投手デビュー。88年には最優秀救援投手のタイトルを獲得。95年、ヤクルトスワローズに移籍、先発陣の一角として活躍し、チームの日本一に貢献。97年オフにFA権を行使して、メジャーリーグのニューヨーク・メッツに移籍。98年、日本人メジャーリーガーとして史上2人目の完投勝利を達成。99年には、日本人初のポストシーズン開幕投手を担った。2000年はコロラド・ロッキーズ、01年からはモントリオール・エクスポズに在籍。03年、オリックス・ブルーウェーブに移籍し、日本球界に復帰。07年、現役引退。08年~12年、北海道日本ハムファイターズの投手コーチに就き、09年と12年にリーグ優勝を果たす。15年、福岡ソフトバンクホークスの投手コーチに就任して日本一に、16年は北海道日本ハムファイターズの投手コーチとして日本一に輝く。19年より千葉ロッテマリーンズ投手コーチを務める。また、14年4月に筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻に入学。16年3月、博士前期課程を修了し、修士(体育学)の学位を取得。現在も研究活動を続けている。
(amazonより引用)
「最高のコーチは、教えない。」吉井理人
※以下「コーチ」の部分を「自分」と置き換えると、自分ごととして分かりやすいです
コーチの仕事は教えるのではなく、考えさせること
「最高のコーチは、教えない。」吉井理人
- 結果だけ見て指導するコーチは、嫌われる
- コーチの経験・尺度を押し付けない(アドバイスは邪魔なもの)
➡経験や感覚は各々違う - コーチの仕事は「教える」のではなく「考えさせること」
➡ターゲットが自らで気づき、自らで課題を設定し、自らで自らを導けるようなること
2については、私にも経験がある。
中学時代、私は陸上部で色々試した中で「自分は200メートルに向いているな」と思い、
顧問に「200mをやりたい」と申し出た。
しかし、その顧問ときたら、
私の姉が同じ陸上部で中距離選手としてそこそこの記録を持っていたことから、
「お前の姉ちゃんと同じ中距離をやれ」と、頭ごなしに言われたのです。
確かに姉妹ですが、まったく違う個々なのに、子どもながらに「なんで?!」と思って頭に来たのを今でも覚えています。
で、納得のいかない私は毎日普通に短距離走の練習をするチームに入って練習していましたが、顧問が来ると「中距離走のチームへ行け」と言われてしまう。
そんなことを何度も繰り返し、結局大会も姉と同じ800m走にしかエントリーしてもらえず、
向いてない上に、モチベーションも上がらず、姉と比べられ…
結局その後、引っ越しで転校することとなり、それと同時に陸上をやめてしまいました。
なぜ、自分自身が「これで頑張りたい」と言っているのに…今考えてもおかしい。
しっかりした理由があるならまだしも、姉の中距離走の成績が良いからってだけです。
頭ごなしの教育のダメな所ですね、まったく。
まずは相手を観察し、話し合うことが大切
「最高のコーチは、教えない。」吉井理人
- 相手の事をあらかじめ知っておき、じっくり観察し、それぞれに適した対応をする・言葉を使う
➡コーチは、自らの言葉の重みを考え、気を付けて使う - コーチ側がターゲットに歩み寄らないといけない
- 手を抜いた時だけ叱る、ミスは攻めない(ミスの指摘は自尊心を傷つける)
4について「最近子ども達をじっと見て、観察する時間あったかな?」と改めて振り返ってみた。
そう言われてみれば「毎日会っているのに、じっくりは見ていないのかもしれない」と思わされ、
自分でも驚いた。
日々をこなすことにとらわれて、子ども自身を見ているようで見ていないのかもしれない。
それなのに、子どもに課題を押し付けていたように思う。
これでは、吉井コーチがいう「押し付けるコーチ」ではないかと…。
これは反省だ。
「主体」は選手。個が伸びればチームは強くなる
「最高のコーチは、教えない。」吉井理人
- 小さなステップを少しずつ(修正もしやすい、モチベーションが保てる)
➡まずはコーチが課題の設定の仕方を示し、あとは自らで課題を設定する - 「課題の設定→振り返り→新しい課題の設定」これを繰り返す
- いきなり難易度の高い課題をやらない
➡今のレベルを把握し、すぐに達成できるくらいのものを積み重ねる
9にについて。先日、まず娘に「中学の準備を始めていく」ことを説明し、今からできそうな「20~21時に集中して勉強する」という課題を設けた。
しかし、これは思ったよりうまく行っていない。
娘自身にまだ気づきがないからだ。課題設定をするうえで、ステップを飛ばしてしまったので、うまくいっていないのだろう、と思う。
今からできそうな「20~21時に集中して勉強する」という課題。
これは、一緒に導き出した時間帯ではあったが、
「集中して」というにおいては、現状の彼女にとってはハードルが高かったのかもしれない。
20時くらいから、やることはやろうという態度は見られる。
しかし、テレビを見ながらだったり、変に時間をかけて、ダラダラととても集中しているようには見えないことが多い。
- コーチは「待つこと」も重要
➡コーチが答えを言ってはいけない(言い出すのを待つ…導く…)
「待つこと」は私にとって本当に難しい。
目の前の娘の姿を見ていると、どうしても先回りして何か言いたくなる。
そもそもこれがお互いに良くないので、コーチングメソッドを知りたかったのだけど。
自分のタイミングで始めたい、と言う気持ちは理解しなければいけないが、
質については、果たしてそのまま任せていて向上するだろうか?
押し付けてはいけないが、手を抜いている時は正す必要がある。
それでいうと、やるタイミングは任せるが、集中していないことはやはり正す必要がある、ということになる。
やっぱり「目標を持つこと」が重要
- 自分の事を知り、自分に合った目標をもつこと(体格や性格などを考慮して)
➡自分で課題を設定し、実行して、自分で修正する(受け身では成長しない)
私が思う、現状の娘に対する勉強の課題は、
- 必要性に気づく事(現時点の己も知る事)
- 質をよくする事(集中してやろうとする態度や取り組む気持ちを高める)
- 勉強に対して前向きなイメージを持つこと
かな~と思ったのですが、現状、これらはスモールステップになるであろうか?と考える。
いや、きっとこれもスモールステップではない。
これらを課題にするには、やはり強い動機というものが必要で、
それにはやはり「目標が必要」なのではないだろうか。
「集中するにはどうすればいいか?」「自分の課題に気づくには?」「どの程度の学力を習得したいか?」などを考えるうえで、目標を持つことが何より大切なのではないか?と思う。
これだって、すぐにはきっと答えは出ない。
でも娘を見ていると、決して勉強が嫌いなわけではない。
むしろ上手に勉強したいと思っている。不器用だけど、頑張ろうとは思っている。
素敵な大人になる自分に希望を持っている、と思う。
目標を持つことがきっとモチベーションを保ち、取り組むべき課題を導けるのではないか?と思う。
- 子ども自身に、未来の自分像を描かせる(目標など)→ワクワクさせる
- 現時点の己を知り、何が必要か?を実感してもらう
- 小さな課題を設定させる
- 勉強をやるタイミングは任せるが、「集中していない」など手を抜いている時は正す
- 質を高める
- 子どものうちから、取り返しのつく失敗をたくさんする
- 子どもの事をよく観察し、頭ごなしにものを言わないで話し合う
- 小さな課題を設定させ実行を見守る→「どう思う?」尋ねる→気づかせる・話し合う→「じゃあどうする?」自ら課題修正できるよう導く(ゆくゆくは自分でサイクルを回していけるように)
- 待つことも大切。子ども自身で答えを出せるまで待ち、うまく行かない時は誘導する
- 「ママには何でも話せるな」と感じてもらう(いつも味方さ!)
これがうまく回って「勉強って楽しいな」って、自ら色々なことにチャレンジできる子になれば、もういうことはありません。
ひと通り最後まで聴いて、
現時点でのこの本から導いた私自身のコーチ課題は、現状ここまでかなと思います。
(ここまでできれば大したもん)
ここに紹介したのは、ほんの一部。
本にはこの後も最後まで多くのヒントが詰まっています(実践編など)。
今回、ママコーチとしての進め方を、振り返り課題を見つけることができました。
今後も迷ったときは、ここに立ち戻り何回も聴き返して、私のコーチング課題を進める指針にしていきたいな~と思います。
吉井理人(よしいまさと)
千葉ロッテマリーンズ 投手コーチ。元・北海道日本ハムファイターズ投手コーチ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学博士前期課程修了。1965年生まれ。和歌山県立箕島高等学校卒業。84年、近鉄バファローズに入団し、翌85年に一軍投手デビュー。88年には最優秀救援投手のタイトルを獲得。95年、ヤクルトスワローズに移籍、先発陣の一角として活躍し、チームの日本一に貢献。97年オフにFA権を行使して、メジャーリーグのニューヨーク・メッツに移籍。98年、日本人メジャーリーガーとして史上2人目の完投勝利を達成。99年には、日本人初のポストシーズン開幕投手を担った。2000年はコロラド・ロッキーズ、01年からはモントリオール・エクスポズに在籍。03年、オリックス・ブルーウェーブに移籍し、日本球界に復帰。07年、現役引退。08年~12年、北海道日本ハムファイターズの投手コーチに就き、09年と12年にリーグ優勝を果たす。15年、福岡ソフトバンクホークスの投手コーチに就任して日本一に、16年は北海道日本ハムファイターズの投手コーチとして日本一に輝く。19年より千葉ロッテマリーンズ投手コーチを務める。また、14年4月に筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻に入学。16年3月、博士前期課程を修了し、修士(体育学)の学位を取得。現在も研究活動を続けている。
(amazonより引用)
